インターナビ装着車の走行情報を集めて交通情報として配信することにより、高精度なルート検索や防災情報の配信を可能としたHonda独自の通信型ナビゲーションシステム。専用の情報センターのサーバーに収集したデータを統計処理し、活用する仕組みを通信型カーナビでは世界で初めて実用化した。
日常時
全国のVICS情報とインターナビフローティングカーデータ、気象データや高速道路料金、ETC割引データ等の運転に関わるさまざまな情報を収集・統計処理し、ニーズに応じた精緻なルート検索や正確な到着時間予想をリアルタイムに提供。精度の高い情報で目的地へのスマートなナビゲーションを実現。
非常時
一般的なカーナビでは把握することができない地震・津波・豪雨・路面凍結・ホワイトアウト等の災害情報を、該当エリアを走行中のドライバーにリアルタイムに伝達。通行実績のあった道をマップ上に表示することで、避難・復旧場面でも有効に機能する。
カテゴリ
C
被害のレベル
03
プロブレムの種類
活用タイミング
汎用性評価
66 /100点
汎用性

日常時においては、インターナビ搭載の各車両の移動データの集積・統計情報が、渋滞情報や交通規制などをタイムリーに取得し、移動時間の短縮や燃費の向上を実現しているため「Why」が評価されている。非常時においては、通行実績マップの情報が早期警報・災害発生から復旧復興まで広くカバーする「 When」が評価され、また危機の種類を問わず、救助隊等緊急車両の移動時などに効力を発揮することから「 Why」も評価されている。

有効性評価
66 /100点
有効性

単なる道案内を超え時間短縮や燃費向上効果のある快適で環境負荷の小さいルートの提案が「日常時QOL」の向上に寄与する。また、通行実績マップの表示機能により、一般車両の災害エリアの回避から救助隊の移動まで、現実の災害シーンで「非常時QOL」の向上につながっている。直観的な操作性や情報の表示を実現している点で「機能面デザイン」、日常時と非常時の利用方法が連続的で、普段の利用が非常時の訓練になることから「方法理解」、画面上で常時情報が得られる点で「場面理解」、技術と情報収集の組み合わせによるアイデアで開発が拡大していることから「開発促進」も高く評価されている。

総評

経路案内のためのナビゲーションシステムは多くの自動車に搭載され、VICSデータの受信までは一般的な車載ナビゲーションシステムと共通する。インターナビは主要道路以外にも一定の広さの道の状況まで把握したルート案内が可能であり、さらに非常時における多様な防災情報や通行実績マップの表示が独自機能となっている。非常時にはテレビやラジオにより道路情報は提供されているが、被災エリアが広域の場合、面として道路状況を把握するのは困難である。現状ではスマートフォンやタブレット端末が競合となりつつあるが、インターナビは、日常時・非常時の両方でのQOL向上に貢献している。

COLUMN
日本全国を走行する約400万台のインターナビ搭載車から、刻々と変化する情報を随時収集し、インターナビ情報センターで統計処理。そこからの情報を該当するエリアを走行する車にタイムリーに配信している。災害時には通行実績マップを、ITSジャパン、Google、Yahoo! へ無償提供しており、ドライバーの交通環境の改善に貢献している。
サービス 情報

前の事例

BOCCO

次の事例

QR Translator