QRコードを利用した、多言語対応エンジン・プラットフォームサービス。外国人や障がい者などの災害時要援護者に対し、言語の壁を越えて多言語かつユニバーサルに情報を収集し届ける情報インフラサービスを提供。
日常時
観光地やイベント会場、駅や公共施設等において、外国人旅行者がステッカーやポスターなどのQRコードを読み取ることで、さまざまな情報を多言語で自在に受け取ることができる。情報を受ける側の利便性だけでなく、情報発信側の簡易化やコスト削減も実現。
非常時
外国人に向けた母国語でのタイムリーな情報発信を可能とすることで、時々刻々変化する災害発生時の情報を正確に伝達できる。また電話が通じにくい状況でも、ネット環境があれば地域住民(在住・在勤・在学)に防災情報を適宜伝達することができる。
カテゴリ
C
被害のレベル
03
プロブレムの種類
活用タイミング
汎用性評価
73 /100点
汎用性

情報提供側は1つのプラットフォームで多言語の情報を供給でき、消費者側は自分に必要な情報を容易に取得できる。QRコード自体の汎用性の高さもあり、総合的に高い価値を生み出している。多言語や音声に対応している特徴から、日常時、非常時とも「 Who」が高く評価されている。機能では日常時において観光関連情報「Why」の提供、非常時においては早期警報・災害発生・脱出・避難から復旧まですべてのタイミング「 When」において、災害情報提供に貢献している。

有効性評価
70 /100点
有効性

日常時は、外国人が母国語で観光・交通などの情報を入手することができ、事業者や自治体にとっては外国人旅行者へのアプローチ手段となる。情報が限られる災害状況下では、避難情報等を外国人旅行者が母国語で入手できることは彼らの「非常時QOL」向上に寄与するほか、その対応に苦慮している各自治体へも価値が提供できる。QRコードを利用するという簡易な方法と分かりやすさで「機能面デザイン」、また汎用的な QRコードによって多様な事業者と連携しやすいことから「開発促進」、 SNSなどネットワークが世界に広がることから「価値共有」が評価されている。

総評

紙ポスター掲示による情報の伝達では、多様な外国語への対応、最 新情報への更新などの限界から、日常時はもとより非常時に役立て ることが難しかった。非常時の災害情報は外務省などのアプリでも提供されているが、日常時の価値が低いこともあり普及には至っていない。スマートフォンの普及等によって旅行者の情報取得能力は高まっており、QR Translatorを活用した多彩なサービス提供の可能性が開けている。QR Translatorにより、多言語でタイムリーな観光情報、非常時に身を守る情報が得られるようになる。

COLUMN
日本を訪れる外国人が増えるなか、インバウンド需要対応整備で全国的な広がりを見せている。アプリが不要で汎用度の高いQRコードの利用は、従来のデジタルサイネージやパンフレットによる対応よりも、ハードレスかつペーパーレスなSDGs(⑮陸上資源)対応ということができ、情報の発信者・受信者双方にとって利便性が高い。非常時にはタイムリーなアラート情報を表示させることができ、観光地や交通・宿泊関係、また施設や自治体など利用範囲も拡大している。
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